ペップの後を追っかけて---ときどき受験

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好きなグアルディオラ監督の話題を中心に。たまに子どもたちとの学習について語ります。

一条高校藤原和博校長が若者に未来を語る。親である私は子供達に必要な学力を考える 書評:10年後、君に仕事はあるのか?

 

10年後、君に仕事はあるのか?―――未来を生きるための「雇われる力」

10年後、君に仕事はあるのか?―――未来を生きるための「雇われる力」

 

 

和田中学で民間人校長となって活躍された元リクルートの藤原和博氏の最新著書です。

現在は奈良市立一条高等学校で校長先生をされているんですね。

 

第1章 これからの10年で世界は激変する
・人間が人間らしくなる時代
・2020年は時代の変わり目
第2章 仕事が消滅する時代に身につけておきたいこと
・学力は必要なくなるのか
・情報編集力をゲットしよう
・グローバル時代を生き抜く5つのリテラシー
・処理脳から編集脳への変換装置
第3章 「遊び」と「戦略性」が情報編集力の鍵になる
・アタマの回転の速さと柔らかさ
・受験で情報編集力を身につける
・情報編集力がある人の特徴は?
・ジグソーパズル型学力とレゴ型学力
第4章 「雇われる力」の鍛え方
・「雇われる力」とは何か?
・「雇われる力」の基本は人柄と体力
・目の前にいる人に信用されるかどうか
第5章 一生が90年の時代のライフデザイン
・30代まではたくさん恥をかこう
・コミュニティという財産を蓄えよう
・1回の人生では生ききれない
・希少性の時代には、レアカードを目指せ
・キャリアの掛け算で100万分の1の存在に
・就職では「逆張り」しよう!
終章 君たちが日本の未来を拓く10の理由
【おすすめの人】
  • 勉強する意味がわからない中高生へ
  • 子供に勉強する意味を教えてたい親たちへ
  • 漠然と将来に不安を感じている方たちへ
 
【ポイント】

1.AIが高度化しても人間が活躍する場はある

ネットワークが広がれば広がるほど、AIが高度化すればするほど、人間がより人間らしくなるはずだと。
「AI✖️ロボット技術」と「人間の知恵」とが掛け合わせる場所に、必ずや新しいタイプの人間の仕事の場、すなわち「フロンティア」が開けてきます。 

 

2.基礎的な学力は必要

君がすでに特定の夢やキャリアを強く意識しているケースを除けば、あとで選択の幅が広がるように、基礎学力を高めることは必須だからです。 

結局、情報量の勝負なんですね。ディベートで意見を戦わせる場合も、圧倒的に知識のある方が勝つんです。より説得力があるからですね。

「情報処理」プロセスが速く「時短」が図れれば、これから説明する「情報編集」のために時間をかけることができる。考えを深め、より納得できる選択をする余裕ができるんですね。

 

3.まずはやってみることが重要

「行き当たりばったりで上等だ。」というくらいの覚悟で臨んだほうが、あとで君に希少性を高めるのに貢献するのではないでしょうか。そう、繰り返しますが、「覚悟」のほうがよっぽど大事なんです。

 

【感想】

取り上げたポイントは3つと少ないですが、実際は付箋はりまくり。これでも読み返したときに、取り除いたものです。

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文章の内容から中学・高校生に書かれた内容ですが、10年後という書名からも親が読んでも参考になります。

 

藤原さんは大人向けの本もあり、ほとんど読んでいますが、リクルートのエリート街道を歩んでいましたが、体調を崩し、レールから外れた中でも新しい道を歩んでいかれた方。

藤原さんとのレベル差・現在の状況は違いますが、同じような私にとっては参考になり、新しい本がでるたびに参考になります。

藤原和博の必ず食える1%の人になる方法

([ふ]1-1)坂の上の坂 (ポプラ文庫 日本文学)

35歳の教科書 今から始める戦略的人生計画

 

AIの発展とともになくなる仕事が多くなると言われており、そういった記事も書いてはいますが、なにも知ることもなく怖がっていてもしょうがありません。

 

AIが高度化してもAIは自我や欲望をもつことはないので、活用をしたり発展させるのは人間であるはずなので、なくなる仕事はありますが、新しい仕事の場は増えるはずです。

www.peptactics.net

www.peptactics.net

www.peptactics.net

 

中学受験を経験、これからも控えている親にとって心強いのは、基礎的な学力は必要だと説いているところ。

 

校長という立場ももちろんあると思いますが、検索エンジンが発達して、どこでもいつでも知識は探せるとしても、検索するにはキーワードを設定することが必要。

 

やはり基礎的な学力というのは必要なのです。

 

以前コンサルタントという立場で仕事をしていたのですが、情報処理力が早い方が有利だと経験的にも言えます。

作業レベルのものは早く処理することによって、”考える”時間を増やすことができるのです。

パワーポイントやエクセルで処理をするときもちょっとしたワザ(こんなのはちょっとした些細なことですが)を習得したり、情報収集のフレームワークを知っておくだけで、考える時間を作ることができるのです。

 

あと、親としては、子供が失敗するように先回りしてやらせないのではなく、やってみて失敗したらサポートしてあげること。

 

間違いを恐れず、チャレンジする下地を家庭で作ってあげることが重要ですね。

小さなことですが、テストが返ってきたときも悪い点数を怒るという態度ではいけないんでしょうね。

 

学生に向けられた本ですが、いい本です。

藤原さんが書かれた学生向けのこんな本も読み直してみようかと。

たった一度の人生を変える勉強をしよう

人生の教科書 よのなかのルール (ちくま文庫)

人生の教科書「人間関係」 (ちくま文庫)

自分「プレゼン」術 (ちくま新書)

ドラゴン桜公式副読本 16歳の教科書~なぜ学び、なにを学ぶのか~

 

以上、「子供の教育について考える 書評:10年後、君に仕事はあるのか?」という記事でした。