ペップの後を追っかけて---ときどき受験

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好きなグアルディオラ監督の話題を中心に。たまに子どもたちとの学習について語ります。

朝日新聞チャレンジフォーラム「AI時代に求められる教育とは」に参加して:灘高校長和田孫博先生編

www.asahi.com

さる3月11日に朝日新聞主催のチャレンジフォーラム「AI時代に求められる教育とは」に参加してきました。

 

まずは今年も東大理三合格者数トップであった灘高校長の和田孫博先生の話があったのでシェアしておきます。

 

講演の内容を私がメモ書きしたもので若干私の主観も入っています。

 

これからの時代は”未知の課題”を克服するためのグローバル力が必要だと説いておりました。

 

ここでいうグローバル力とは以下の4つの力に分けて伸ばすことが必要だと考えているようです。

 

・好奇心・発想力

・初等・中等教育

・共働性

・応用力・粘り強さ

 

前に河合塾主催のフォーラムに参加をしてきましたが、そこで東大教授の上田教授が語っていたことも同じようなことをおっしゃっていました。

www.peptactics.net

 

専門教育は細分化された特殊な知識・技能は応用力がない。名人芸では協力や継承・進化につながらない。

ということでリベラルアーツが重要だと説いていました。

 

この考え方も佐藤優さんも同じようなことを言っているので目新しいことではありませんし、慶応義塾大学の小泉信三塾長も「すぐに役に立つことは、すぐに役に立たなくなる」とおっしゃったようです。

 

www.peptactics.net

 

灘高の校是として”精力善用”という言葉があるようです。

 

自分の長所・短所を自覚、長所を伸ばし短所を克服することが自己肯定感を育む

他者の意見だけでなく、自分の考えにも批判的な目で見つめる

余裕を与えることが真の教育だと考えているようです。

 

 

他にも”自他共栄”

 

今自分があるのは周りの人々のおかげで最大限の恩返しは自分が成長することだと教えているようです。

 

灘は土曜に授業がないようですが、OBや先生方、町の有志が開く土曜講座があるようです。面白い取り組みとしては、校舎を改築しているときに建設会社に頼んで、壁塗りをやらせてもらったり、盆栽講座などを開いたようです。

 

灘は有名な話だと思いますが、担任は6年間持ち上がりです。親の次に近い大人として教師があると考え、多感な時期に細かい心情の変化もできる限り逃さないようにするためだそうです。

 

また6年間という長い時間が与えられるので、ある程度カリキュラムを無視した教育もできるようです。それが余裕を与えるということにつながるのですね。男子校は麻布なども含めて自由な校風な学校が多いですね。女子校ではなかなか見当たりません。

 

銀の匙という本を6年間通して学習させる橋本先生も有名ですね。

 

〈銀の匙〉の国語授業 (岩波ジュニア新書)

〈銀の匙〉の国語授業 (岩波ジュニア新書)

 
伝説の灘校教師が教える 一生役立つ 学ぶ力

伝説の灘校教師が教える 一生役立つ 学ぶ力

 
奇跡の教室 エチ先生と『銀の匙』の子どもたち

奇跡の教室 エチ先生と『銀の匙』の子どもたち

 
伝説の灘校国語教師の「学問のすすめ」 (PHP文庫)

伝説の灘校国語教師の「学問のすすめ」 (PHP文庫)

 
灘中 奇跡の国語教室 - 橋本武の超スロー・リーディング (中公新書ラクレ)

灘中 奇跡の国語教室 - 橋本武の超スロー・リーディング (中公新書ラクレ)

 

 

以上、「朝日新聞チャレンジフォーラム「AI時代に求められる教育とは」に参加して:灘高校長和田孫博先生編」という記事でした。