ペップの後を追っかけて---ときどき受験

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好きなグアルディオラ監督の話題を中心に。たまに子どもたちとの学習について語ります。

世界史への興味の扉を開く:書評 「24のキーワード」でまるわかり 最速で身につく世界史

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オリエンタルラジオ中田あっちゃんもオビで「ちょうど知りたかったことが、超わかる!』と書いている「最速で身につく世界史」を読みました。

 

受験で日本史はやったのですが、理系だったので世界史・地理はほとんどやったことがありません。

 

「24のキーワード」でまるわかり! 最速で身につく世界史

「24のキーワード」でまるわかり! 最速で身につく世界史

 

 

 

 

世界史に関する本もパラパラ読んで見たのですが、あのカタカナがなかなか入ってこないのと年代順で並んでいるとどうしても全体を俯瞰できず、なかなか理解できずにいました。

 

歴史順で並んでいるわけではなく理解するために23のキーワードに分かれて解説されていて頭に入ってきやすい本となっています。題名は24となっています。23は歴史を理解するためのフレームワーク、24番目はフレームワークを利用して未来を考えましょうという構成になっています。

 

【おすすめの人】

・世界史を勉強してこなかったが、勉強してみたい社会人

・世界史が頭に入ってこず、困っている受験生

 

【目次】

◆文明の話

◆水の話

◆宗教の話
◆思想の話
◆帝国の話
◆商人の話
◆中華の話
◆民族の話
◆征服の話
◆周縁の話
◆発見の話
◆芸術と科学の話
◆国家の話
◆約束の話
◆理想の話
◆革命の話
◆産業の話
◆統合の話
◆分割の話
◆戦争の話
◆イデオロギーの話
◆お金の話
◆情報の話
◆未来の話

 

【ポイント】

・人間が争ってきたことは現在と過去も変わらない

 

言い換えれば、戦争とは水が確保できる場所の争奪戦であり、政治とは、確保した水を灌漑し治水する施策なのです。現在でももちろんそうで、いや21世紀を迎えてこれまで以上に「人類はいかに水(きれいな淡水)を確保するか?」が至上命題になってきています。 

 

人類が増える現代は綺麗な水を確保することは命題であります。過去と違って暴力的な手段は変わる可能性は高いですが、各国交渉などを繰り返して少ない資源を争っていくことになりそうです。

 

過去から人間が争っていることは大筋変わらないのです。

 

・イスラム教って案外わかりやすいのかも

 

商人であるムハンマドにより形成されているため、一般市民に近い目線を持っていて、合理的な内容にもなっています。さらに、古い宗教で失敗した点を踏まえて成立しています。そのため、聖典でもあるコーランは、キリスト教の聖書よりもはるかに細部にわたって細かく記述されていて、解釈が曖昧になるようなことがありません。「これを信じて、これを行えばいい」という風にハッキリしています。
ただし、逆に考えてしまうと、他宗教のように曖昧な部分をその時の時代状況に沿って都合よく解釈することが難しいのです。
 
イスラム教は私にとってなかなか馴染みがなく、理解がむずかしいものだと感じていました。
 
ユダヤ教もキリスト教もイスラム教も同じ神を信じていること、より実践的な内容になっていたため時代に合わせて解釈することが難しいと言うことがわかります。
 
他の章では宗教はアイドルのようなものだと、分かりにくい内容も現実に合わせて理解しやすい記述になっています。

 

要点解説 90分でわかる! ビジネスマンのための「世界の宗教」超入門

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・日本人の二面性を知る
 
アジア人として白人たちに負けないという「下からの目線」のプライドを全世界に向けて標榜しつつ、第二次世界大戦の最中に欧米諸国の秩序を変更させるべく太平洋戦争を起こしました。その思いはやがて、アジア人の独立への希望を呼び覚まさせます。
しかし一方で、アジアの中では、「上から目線」で自らの優越性を意識して、朝鮮、中国、東南アジアを支配下に置こうと企てるのです。
 
世界史の中で日本が出てくるのは遅い段階ですが、世界大戦における日本人の二面性について知ることができます。
 
普通の教科書だと年代順で並んでいて、途中で飽きてまた始めるときは最初からいつまでたってもローマから抜けられないと言うことになりそうです。
 
この本であれば、歴史を知る上で重要な23キーワードごとに解説されているので頭に入ってきやすいです。
 
新しいことを学ぶ時には全体を俯瞰できる入門書を慎重に選ぶことは重要です。
 
以上、「世界史への興味の扉を開く:書評 「24のキーワード」でまるわかり 最速で身につく世界史」という記事でした。